[27号感想]
6月 8日(土) 03時58分
…えーと。長い間たいへんご無沙汰してしまいました。

というのもですね、実はあれからしばらくの間体調を崩してしまってまして。といっても別に寝込んだとかそういうわけではなく、微熱やら頭痛やらの微妙な体調の悪さが続いた感じだったのですが…
とにかく、そんなでどうにも感想文など書ける状態ではなかったのですよ。
私的には、26号はミスフルも休みだしある意味タイミング良かったかなーなんて思ったりもしてましたが…

まあ5月の終わりあたりからは体調もぼちぼち復活してきまして。とりあえずはようやく2週間おあずけ放置プレイ終了の27号感想からまた書いていこうと思い、いつものようにジャンプを購入したわけなのですが。

その…今週号のミスフルの内容があまりに重い…というか辛い内容で。もうむちゃくちゃへこんで鬱入っちゃいまして。復活したはずの体調がまた崩れそうになるくらいのへこみっぷりで。これまた感想文など書ける状態ではなくなってしまったのですよ。
ええ。「24歳にもなってマンガでそこまでへこむのはどうよ?」っていうのは自分でも思いましたから。わかってますから。ほっといてください。

とにかく、そんな感じでえらく落ち込んでしまいまして。こりゃこの先毎日自棄酒か…? なんて思っていたのですが、先日お仲間の方と語り明かしたことでどうにか落ち着きまして(マジ感謝です!)、ようやくこうして書ける状態になったという感じでございます。

というわけで本編いってみましょう。


■ ミスフル(52発目:努力の果てに)

場面は3回表2・3年連合軍の攻撃、2アウトランナー2塁、バッターは3番ファースト虎鉄、というところです。

虎鉄に対し、1年軍ピッチャー子津くんは初球からクロスファイヤーを放ちます。ボールはズバァンと小気味良い音を立ててキャッチャーミットへとおさまりました。これに沸く1年軍ベンチ。マネのもみじさんも「こりゃ1年軍ひょっとするかもしれねーな」と嬉しそうです。
一方、もみじの横でタロット占いをしていた檜ですが、とあるカードを引いたところでその表情が一変しました。彼女はこう言います。

「ある人の思いが… 潰えるかもしれない…」

檜が引いたのは『死神』。
"計画の中止・断絶" "限界" "進むべき道が閉ざされる"…
…あらゆる絶望と終焉、全ての停止を司るカード、だったのです。

不吉なカードの予言。ここで1ページ丸々使って疲労困憊といった様子の子津くんが描かれてまして。しかも編集でつけたであろう煽り文句も「不吉な予言… まさか子津が!?」なんてことになってまして。おまけに今週号のサブタイが「努力の果てに」だったりしまして。

おいおいおいおいちょっと待て〜! と多少焦りつつも、実は最初に私の頭をよぎったのは、子津くんではなく虎鉄のことだったりしました。おそらくこれは子津くんのことを予言していると見せかけて、本当のところは虎鉄の凪さんに対する想いのことを暗示してるんじゃないかなーなんて。そう思ったのですが。ですが………

Oops! こんな序盤から悲嘆にくれている場合ではありません。…えーと。
初球バットを振らなかった虎鉄。クロスのファイヤー(この言い方むちゃくちゃバカっぽいのですが)について「ベラボーカッコEじゃねェかYo」なんて言っときながらその実余裕綽々の表情です。ベンチの鹿目や主将も彼が何かを狙っていることには気づいているよう。鹿目はいつものようにクスクス笑いながらこう言います。

「この打席で奴の"V"が火を吹けば あのピッチャーはもう終わりなのだ」

ていうか鹿目ね、そーゆーこと言うのやめてくれます!? なんかあんたが言うと信憑性ものすごいから!! なんかもう救いも何も無い気がしてくるから!! マジで!!

Oops! つい逆上してしまいました。…えーと。
というわけでその後の虎鉄ですが、子津のクロスファイヤーを5球連続でファールで流します。しかしこれは粘っているわけではなく、故意にファールにしている模様。この打席の解説役になっている鹿目も「…粘っている? バカな事を… 奴は待っているのだ」なんて言ってクスクス笑ってます。しかしこの子ったら、ほんとに他人をバカよばわりするの好きですねえ…

一方の子津くんなのですが、先ほどの1ページ丸々使ったシーンといい、その後の投球シーンといい、なんかやたら疲れが見えてきてしまってます。まだ3回、この回も最初の2人はサクサク終わらせ、猪里に対しても1球しか投げていないにもかかわらず、です。
これが彼のスタミナ不足によるものなのか、はたまた実はどこか調子が悪かったりするのか、或いはもしかするとクロスファイヤーなどの決め球は予想以上の負担がかかるものなのか、と、そこらへんの理由はよくわかりませんが、とにかくお疲れの様子です。非常に心配です。

さて、そんな子津くんが「壊れたっていい… 全てをぶつけるっす!」と放ったのは、もうひとつの決め球、速球との落差75kmの超スローボールでした。

ていうか子津っちゅね、そーゆーこと言うのやめてくれます!? なんかあんたが言うと悲壮感ものすごいから!! なんかもう痛々しくてたまんないから!! マジで!!

Oops! またまた逆上してしまいました。…えーと。
一方、これを待っていた虎鉄。どうやって対応していくのかと思いきや、バットをグワッと振り下ろしました。一見、タイミングが外れてしまったようなこのスイング。しかし、ここからが"V"の本領。なんと、そこからスイングが急浮上するのです。緩やかに落ちていく超スローカーブの球道に合わせ、下から抄い上げる点を線で捉える… 身体が柔軟な彼だからこそできる、まさに『柔』のバッティング。

虎鉄の『DUVS(ダウンアッパーブイストーム)』炸裂です。

で、このときの虎鉄がまたいつにも増してバカっぽくてイイ感じです。だって炸裂したと同時に「DA!!!」ですYo!? さらにその前の彼のいつもの笑い声「HAHHA〜」がまたバカっぽさを増徴させている気がしまして。ついでにバッティング後のVサインしながらの笑顔もまたバカっぽくて。実に素敵だと思いました。

結局、虎鉄の打球はフェンス直撃の2ベースヒットになってしまいました。2塁ランナーの猪里もホームインし、3−6。点差がまた縮まってしまいました。
一方の子津くんですが、渾身の決め球すら打ち砕かれてしまい、ショックを隠し切れない模様です。そして続くバッターは4番、キャプテン牛尾。はっきりいって最悪の展開です。

でね、ここで鹿目のあんちくしょうがですね、むじゃきに立ち上がってこんなこと言いやがるんですよ。
「いっけー牛尾とどめをさしてくるのだ!」
………むっきいーっ!!!
お前! お前えっ! むかつくっ!! マジむかつくーっ!!!
このほっぺ! ほっぺ!! ほっぺ!!!
お前なんかどうせそのうちメッタクソ打たれるかませ犬のくせにいっっっ!!

…でもね、あなたのそんなところに惚れました(はぁと)

Oops! 話が全く別の方向に。…えーと。
とにかく最悪の場面。もう牛尾にはスローカーブもクロスファイヤーも通用しません。非常に由由しき事態、です…





はーい今週の感想終了!
もう無理! これ以上書けねーよ!! ちくしょう!!!





野球は"LOVE"じゃなかったのかよーーーーー!!!!!





…えーと。

まあ今週号の内容に関しましては、ここに書いた以外にも様々思ったり考えたりしたことがあったのですが、どうにもまとまりそうにないうえここに書くのも気が進まないので割愛することにします。

さて、ここでひとつだけ前向きな憶測をさせていただきますと…今週号で虎鉄は子津くんのクロスファイヤーについてこんなコメントをしているんですよ。

「あいつのクロスファイヤーは本当に100%Kaい?」

いや。その。言いまわしのバカっぽさとかはほんと勘弁してあげてほしいのですが… とにかくですね、この台詞から考えられることがひとつ。

『もしかするとまだ子津くんのクロスファイヤーは未完成なのではなかろうか!?』

或いは疲労等の影響で本調子ではない、というのも考えられますが… いずれにせよ現時点でのクロスファイヤーは、彼の『100%』ではない、ということですよね?
思えば前の回で蛇神様が開眼ホームランを打った後も、『まだ荒削りながら』久しく見かけぬ情熱を秘めた云々仰ってましたし… ね、ね?

だとしたら、今回の試合は無理だったけど、これから先、いつかどこかで彼の『100%』の投球が見られるときがやってくるのではないか…と。
いずれくるその日を信じて、今はただ待っていよう。
とりあえずは、なんとかそう思うことができるようになったのでした。

だから。





…頼むから子津っちゅの投手人生を終わらせないでくれ信也ぁぁぁ!!!(絶叫)



[25号感想vol.2]
5月21日(火) 00時19分
■ テニス(Genius134:最後のテニス…)

「ご苦労 行ってよし!」
とりあえず、榊のこの台詞に大笑いです。
…行ってよしって。おまけにその指は何よ。まったくこの男は。

あとですね、大石がついにハチマキをとっぱらっちまったようで。嬉しい限りです。
頼むから次週で復活なんてことにはなってませんように…


■ ハンター(No.148:試験開始)

キルア………酷い………


■ いちご(第13話:幻の美少女再び)

うーわ。これじゃ主人公、ほんとに受験どころじゃないですね。
これで東城と西野が合格して主人公だけ落ちちゃったらせつないなあなんて思いました。


■ プリフェ(第2話:女らしく)

いやあイイですね。由奈ちゃん。
「あの…生理…」
最後のページのこの台詞。けっこうジャンプ的にはギリじゃないのかなあなんて思ったのですが。でもそんなところがとてもイイと思いました。
今後もこのテンションで突っ走ってほしいものです。

あと一番最後の次号予告の文句なんですけどね。
「乱堂が由奈と初デート!?」
………どうやって!?


■ NUMBER10−ナンバーテン−(GOAL1:サッカーって以下略)

ていうかサブタイ長すぎ。
(正式なサブタイトルは「サッカーってボールひとつあれば世界中の誰とでも友達になれるんだって」だそうです)

そんな新連載第2弾。一部では有名なキユ先生の作品であります。
前作とそれに付随したもろもろについての評判があまりにアレだったため、一体どんなものなのかと注目していたのですが…

なんか普通に面白かったです。



[25号感想]
5月20日(月) 07時24分
■ ミスフル(51発目:猪里進撃)

今週号はわりと普通の展開だったため、さほどツッコミどころはないかな…なんて思っていたのですが。
しかし、いざこうして書いてみたところ、思ったより長くなってしまってあららな感じです。
簡潔な文章って難しいものですね…

ええと、とりあえず冒頭から。
場面は猪里のプッシュバントの打球がイレギュラーバウンドし三遊間へというところです。
「抜ける〜!!」と頭を抱える1年軍ベンチ。ついでに猿野の髪の毛までメッチャ抜けてます。
(ていうかこれが辰羅川じゃなくて本当に良かったです)
しかしです。ショートには1年軍内野陣最後の砦、司馬くんがいるのです。司馬くんは打球をキャッチすると、間髪入れずファーストへと送球するのでした。

ここでついに、前々から恐れていたことが現実になってしまいました。
そう。猿野のエラーです。

といっても、いつ起こってもおかしくないことではあったんですけどね。
だってよく考えてみると、彼はまだ野球始めて1ヶ月にも満たないようなドシロート。加えて、バッティングばかりで守備練習など殆どしていなかったと思われます。
前の回に比乃の送球を捕ったときも、捕れてホッとしたという表情をしてましたしね…まあ来る日が来たというところでしょうか。

そんなわけで猪里は1塁ベースを蹴って2塁へと進撃。猿野は慌てて自分が逸らしたボールを追おうとします。
すると、なんとそこにはバックアップに入った辰羅川が。曰く「猿野くんを起用した時点でこういった事態は計算済みですよ」とのこと。辰羅川はボールをキャッチすると、すかさず2塁へと送球します。完璧アウトのタイミング、な筈なのですが…

ここで不敵に笑う虎鉄。「猪里の力はここからだZe」

そしてついに、猪里が紅白戦のオーダー発表の際に言っていた台詞「足の速さだけで走塁の良し悪しば決める訳やないちゅう事ば教えちゃー」の意図するところが明らかになる日がやってきました。

猪里の地面をえぐるようなスライディング。左足は前に、右足は「くの字」に曲げるような感じで後ろにといった体勢(これは実際ジャンプを見ていただくのが一番かと。買ってください)です。対する比乃は、捕球すると「タッチしちゃえば関係ないもんね」と普通にタッチアウトを狙います。
しかし、比乃のグローブは空を切りました。猪里が上体を思いっきり後ろに逸らし、タッチをかいくぐったのです。そして猪里はそのままの体勢で滑り込み、後ろに曲げていた右足先でベースに触れるのでした。いわゆる「フックスライディング」です。

ここでなんと、あの明神瓜雄がピンで驚き役に! 辰、馬、猿と同等ですYo!!
こんなん今までありましたっけ?? 瓜雄大出世です〜♪♪♪

というわけで、ここらで羊谷監督に猪里の能力をまとめていただきましょう。
「地を知る力、バントの妙技、スライディングの技術… それが奴の十二支セカンドレギュラーたるゆえんだ」

………良かった! 猪里は普通の人間でしたNe!!





さてさて、一方の1年軍ベンチ。猿野のエラーに避難ごうごうです。飲んで飲まれて本当に大変です。でも未成年の方は真似しちゃ駄目ですYo!(つうか未成年じゃなくてもあれは真似しちゃいけません)
そんな感じで一通りボケる猿野。司馬くんの送球を悪送球よばわりして比乃にキレられてみたり(しかし比乃のシバくん贔屓っぷりは本当に徹底されていますねえ)、犬飼に訳わからん分析をされてみたり、鬼ダチ沢松には逆コナン君という蔑称をいただいてみたりとこの1〜2ページで随分と忙しそうです。

でも、本当はとっても悔しかったんですね。
守備位置に戻るとき、猿野が子津に、おそらく子津にしかきこえないくらいにひっそりと、こう言うんです。

「マジわりぃな… この借りは必ずバットで返すからよ」

この台詞。
一生懸命、さながら魂を削るようなピッチングをしている子津。
そんな彼の足を引っ張ってしまったことへの申し訳ないという気持ち、悔しさ。
そしてそれに報いたいという想い。
そういった色々な感情が伝わってくる気がしました。

うん。彼なら絶対やってくれます。信じてます。

(と言ってはみるものの、実際のところ次の回は凡退でしょう………)





えー、いよいよ打順は3番ファースト虎鉄…なのですが、バッターボックスには彼の姿はありません。ウグイス嬢の凪さんが「虎鉄さーんいませんか?」と困ったように辺りを見回します。
すると。
「オレの事捜してくれてんNo?」
なんと、凪さんの背後からいきなり目隠しですYo!?

…えーと。多分こいつ素でやってると思うのですが、今時こんな行動どこのバカップルだってしないと思います(イマドキとかバカップルとかいう言葉は死語じゃないんですか?という意見はやめてください)
まあ虎鉄のキザな…というか寒い言動は今に始まったことじゃありませんので。なんか、もう、寒いを通り越して「おもしろい」です。

現れた途端に寒…「おもしろい」言葉を並べて凪を口説き始めた虎鉄。しかし、軟派な男は大嫌いなもみじさんの漢蹴りで速攻退治されてしまいます。
「いきなり現れて凪にベタベタ触ってんじゃねー!」…まったくです。
しかしもみじさん、いちおう先輩の虎鉄に対しても遠慮のかけらもありません。素敵です。その調子で凪さんを悪い虫から守ってやってください。

さて、そんな虎鉄の軟派っぷりには先輩たちも呆れ顔。口を尖らせてぷんすかしている鹿目はとても愛らしく、主将もこめかみを押さえて「あれさえ直してくれれば」と困った顔をしています。そしてその横では、なんとあの蛇神様までが眉を顰めて哀しげな表情をしておられます。

そんな困ったさん虎鉄ですが、それでもやはり十二支レギュラーだけあって実力は相当なもの。その実力は、主将をして「変化球への対応は部内でもトップクラスだよ」と言わしめるほどです。
そして極めつけは鹿目のこの台詞。
「はたして僕のカーブだってアイツには通じるかどうか―――」

え………マジですか???
あれ打てちゃうかもしれないんですか!?
そんなん子津っちゅの球なんてかるーく打たれ………

いかん!(ブルブル)
こんな悲観的な発想をしてはいけません!!!

とにかく…子津っちゅ、頑張って………





というところで次号に続くわけなのですが。

「次号は、28号の1周年記念関東カラー執筆及び作者取材の為休載します。少しだけ待ってNe!!」

…また2週間おあずけです。



[24号感想vol.2]
5月16日(木) 02時36分
「利き腕では最下位だった人」です。
うぐぅ…どうして左手投げのがハイスコアなのよう。おかしいよう。


■ ミスフル追記

ふと思った(思い出した)のですが。

今ってまだ伊豆の合宿所が舞台なんですよねえ。
ということは、猪里の実家からの差し入れの野菜たち…あれらは合宿所に送られてきたと考えて良いのでしょうか。
あまりにナチュラルだったのでそのままスルーしそうになりましたが、よく考えるとちょっと不思議な話です。
まあ、何はともあれあのシーンは和み系でイイなあと。

それと、子津っちゅの「おやつがしまってあるの!?」というツッコミ…
あれがですね、読めば読むほどもうかわいくて仕方ないです。
ああもう。子津っちゅはまさに私の理想のかわいい系キャラだわっ。
(鹿はね、ちょっとイレギュラーなんですよ)

それから巻末コメントの「近所のラーメン屋」!
どこなのかすごーく気になります。うまーなラーメン…食いたい…


■ テニス(Genius133:不器用)

5.3ミリってどうよ。ねえ。
センチですらはっきり見分けるの難しいと思うのですが。


■ いちご(第12話:すれ違う想い)

とっ…東城さーん!!!
うわあどうなるんでしょ来週号。出会ってしまうのかしら。ううっ気になるー!


■ プリティフェイス(第1話:無理が通って道理も通す)

新連載第1弾。
予告を見た限りではアレかなーなんて思ってましたが、これが意外といい感じ。

なんといっても女の子がかわいいです。由奈ちゃん。厳密には「女の子」じゃないですけどね。ついてますし。
理奈ちゃんのほうは、たまに語尾がカタカナになるのが非常に気になりますが、それを除外すればやっぱりかわいいです。

ところで「声」はどうなってるんでしょ。体格とかスネ毛とかはまあ1年寝たきりだったりひどい火傷だったりで説明つかないこともないですが…
まあいいか。フィクションだし。



[24号感想]
5月12日(日) 06時19分
■ ミスフル(50発目:自然児猪里)

「た、辰…!!」

以上、今週号を読んでの第一声でした。

いえ。もちろん今週号のメインはサブタイトルにありますように猪里猛臣2年生なんです。
実際彼についてもですね、見事にやられたというか、そう来たか!みたいな、まあいろいろと言いたいことは山ほどあるんですよ。

でもですね…それ以上に…その…
………辰羅川が。

ごめんなさい。あまりの出来事に何から書けば良いのやら…
とりあえず、順を追って書いていくことにします。

まずは前回の続きで辰羅川の打席です。
私的にまず初っ端の鹿目の「行け剃刀」でもう萌え萌えなのですが(もういい)
えーと、結局のところ、すさまじい落差の2段カーブに成す術も無く、辰羅川も三振してしまいます。

一体何が起こったのかといった感じの1年軍。辰羅川は青ざめつつも、子津たちと鹿目の球について分析します。これは一見、彼らしい非常に冷静な行動のように思われました(ちなみに辰羅川と子津のやりとりは頭の悪い猿野や私にはさっぱり理解できない内容に仕上がっております)

しかし今思えば、おそらくもうこの時点で壊れかけていたんだと思います。彼。
そして、そんなギリギリのところにいた彼のスイッチを押して(この場合「引いて」の方が妥当な表現でしょうか…)しまったのが猿野でした。

モミアゲコンボ発動です。

其の一:モミアゲからムチ→泰山流千条鞭@ウイグル獄長
ついに壊れちゃいました。

其の二:モミアゲからバナナ→「おやつがしまってあるの!?」by子津@驚き担当
前述の獄長様ネタで多少は免疫ついてるとはいえ、やはり今までの彼には無い壊れっぷりに驚きを禁じえません。

とは言っても、まあこの程度ならまだこの作品においては日常茶飯事。猿野もなんとか地獄の淵より舞い戻って来れるレベルです。

辰羅川のトレードマークであるモミアゲが「つけモミアゲ」であったことに驚嘆の声を上げる猿野。辰羅川はそれを穏やかに否定、彼のそれがつけモミアゲではなく地毛であると説明します………ただし。

其の三:「頭の方がつけ毛ですが…」

ばぼ〜ん。

………ていうか嘘だと言ってください鈴木先生(懇願)





ええと。気を取り直して次の話題いってみましょうか♪

さて、めっきり解説役が板についてきた一宮投手の御登場です。そんな彼ですが、これまたご丁寧に鹿目の球について解説してくださいました。本当にありがとうございます。
おまけに解説の締めには1ページ丸々使ってのほっぺ先輩サービスショットまで。ああもうかわい(放送禁止)

かわいいといえば(結局言っちゃった☆)子津ッチューだって負けてません。雑魚先輩2人をサクサクっと仕留めます。

さて、とうとうやってまいりました。今回のメインキャラ猪里の御登場です…が。
…まさかベンチで大根丸かじりしてるとは思ってもみませんでした。

そんな自然児猪里。「みんなも食べりー」と仲間たちにも田舎から送られてきた野菜(生)を無邪気におすすめしています。
しかし、ここで誰一人としてツッコミをいれないところが不思議でなりません。だって、大根やトマト、キュウリあたりはまあOKでしょうけど、玉ねぎとか…じゃがいもとか…生で食えと?
(玉ねぎは食えないこともないとは思いますが、以前生焼けの玉ねぎであまりの辛さに死にかけたことがあるので私は遠慮しますねえ)
このシーンですが、猪里自慢の野菜を囲みつつ、「OHベジタブルだNe☆」といういかにも頭の悪そうな発言をする虎鉄と、しみじみと野菜の出来の見事さについて語る蛇神様がとても良い感じです。

一通り食って準備万端の猪里ですが、何をするかと思えば、いきなりグラウンドの土をすくってパラパラこぼし、その状態を確かめだしました。と思うと、指先を一舐めし、今度は風向きを確認。そしてバッターボックスに入ると、屈んでじっとグラウンドを見つめます。これは猪里の特殊能力に大きく関わってくる行動でしょう。

さて、猪里に対する子津&辰羅川バッテリーの第一球。長打を警戒したその投球に対し、猪里はなんとバントの構えをとります。しかもかなり顔をバットに近づけた危険な体勢です。そしてその視線は、じっと何かを見据えているかのようです。

すると猪里、狙いを定めたかのようなプッシュバント。ボールは三遊間に転がります。これはおそらく本来ならアウトにできるタイミングなのでしょう。
しかし、ここで猪里がこう言うのです。
「ここのグラウンドは気まぐれみたいやねぇ」

その直後、なんとボールがイレギュラーバウンド!!
まさか狙ってやったことなのか!? これが猪里の能力の片鱗なのでしょうか。

方向が変わったボールは遊撃手司馬の方へとバウンドしていきます。すると今度は虎鉄が意味深な笑いを浮かべながらこうつぶやくのでした。

「猪里の力はここからだZe」





…というのが今週号の内容なのですが。

いや、猪里にはやられました。単行本第3巻のプロフィールで実家が農家だということは判明していたとはいえ、まさかこう来るとは。
でもとりあえず、今のところまだ人間でも不可能ではない能力で安心しました。蛇神様やほっぺ先輩と違ってギリギリ論理的に説明できそうですし(今週一宮が鹿目の球について説明していましたが、あれは完璧ウソ理論です)
しかし最後の虎鉄の台詞によると、彼の能力はここからだとのこと。どうやら名手司馬くんをもってしても攻略不可能な何かが起こるようです。恐るべし、自然児。

そういや猪里がバントのシーンで「グラウンドも生きとーけんね ”心”があるとよ」なんて言ってましたが、グラウンドが恋人とのたまう主将といい、この野球部には夢見がちな人が多いですNe☆

さて、ついに猪里の能力もまだ一部分とはいえ判明しました。もし次週彼が出塁した場合、打順は恐怖のクリーンナップへと突入してしまいます。

いったい子津くんはどこまで持ちこたえられるのでしょうか。

………非常に心配です。




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