…えーと。長い間たいへんご無沙汰してしまいました。
というのもですね、実はあれからしばらくの間体調を崩してしまってまして。といっても別に寝込んだとかそういうわけではなく、微熱やら頭痛やらの微妙な体調の悪さが続いた感じだったのですが… とにかく、そんなでどうにも感想文など書ける状態ではなかったのですよ。 私的には、26号はミスフルも休みだしある意味タイミング良かったかなーなんて思ったりもしてましたが…
まあ5月の終わりあたりからは体調もぼちぼち復活してきまして。とりあえずはようやく2週間おあずけ放置プレイ終了の27号感想からまた書いていこうと思い、いつものようにジャンプを購入したわけなのですが。
その…今週号のミスフルの内容があまりに重い…というか辛い内容で。もうむちゃくちゃへこんで鬱入っちゃいまして。復活したはずの体調がまた崩れそうになるくらいのへこみっぷりで。これまた感想文など書ける状態ではなくなってしまったのですよ。 ええ。「24歳にもなってマンガでそこまでへこむのはどうよ?」っていうのは自分でも思いましたから。わかってますから。ほっといてください。
とにかく、そんな感じでえらく落ち込んでしまいまして。こりゃこの先毎日自棄酒か…? なんて思っていたのですが、先日お仲間の方と語り明かしたことでどうにか落ち着きまして(マジ感謝です!)、ようやくこうして書ける状態になったという感じでございます。
というわけで本編いってみましょう。
■ ミスフル(52発目:努力の果てに)
場面は3回表2・3年連合軍の攻撃、2アウトランナー2塁、バッターは3番ファースト虎鉄、というところです。
虎鉄に対し、1年軍ピッチャー子津くんは初球からクロスファイヤーを放ちます。ボールはズバァンと小気味良い音を立ててキャッチャーミットへとおさまりました。これに沸く1年軍ベンチ。マネのもみじさんも「こりゃ1年軍ひょっとするかもしれねーな」と嬉しそうです。 一方、もみじの横でタロット占いをしていた檜ですが、とあるカードを引いたところでその表情が一変しました。彼女はこう言います。
「ある人の思いが… 潰えるかもしれない…」
檜が引いたのは『死神』。 "計画の中止・断絶" "限界" "進むべき道が閉ざされる"… …あらゆる絶望と終焉、全ての停止を司るカード、だったのです。
不吉なカードの予言。ここで1ページ丸々使って疲労困憊といった様子の子津くんが描かれてまして。しかも編集でつけたであろう煽り文句も「不吉な予言… まさか子津が!?」なんてことになってまして。おまけに今週号のサブタイが「努力の果てに」だったりしまして。
おいおいおいおいちょっと待て〜! と多少焦りつつも、実は最初に私の頭をよぎったのは、子津くんではなく虎鉄のことだったりしました。おそらくこれは子津くんのことを予言していると見せかけて、本当のところは虎鉄の凪さんに対する想いのことを暗示してるんじゃないかなーなんて。そう思ったのですが。ですが………
Oops! こんな序盤から悲嘆にくれている場合ではありません。…えーと。 初球バットを振らなかった虎鉄。クロスのファイヤー(この言い方むちゃくちゃバカっぽいのですが)について「ベラボーカッコEじゃねェかYo」なんて言っときながらその実余裕綽々の表情です。ベンチの鹿目や主将も彼が何かを狙っていることには気づいているよう。鹿目はいつものようにクスクス笑いながらこう言います。
「この打席で奴の"V"が火を吹けば あのピッチャーはもう終わりなのだ」
ていうか鹿目ね、そーゆーこと言うのやめてくれます!? なんかあんたが言うと信憑性ものすごいから!! なんかもう救いも何も無い気がしてくるから!! マジで!!
Oops! つい逆上してしまいました。…えーと。 というわけでその後の虎鉄ですが、子津のクロスファイヤーを5球連続でファールで流します。しかしこれは粘っているわけではなく、故意にファールにしている模様。この打席の解説役になっている鹿目も「…粘っている? バカな事を… 奴は待っているのだ」なんて言ってクスクス笑ってます。しかしこの子ったら、ほんとに他人をバカよばわりするの好きですねえ…
一方の子津くんなのですが、先ほどの1ページ丸々使ったシーンといい、その後の投球シーンといい、なんかやたら疲れが見えてきてしまってます。まだ3回、この回も最初の2人はサクサク終わらせ、猪里に対しても1球しか投げていないにもかかわらず、です。 これが彼のスタミナ不足によるものなのか、はたまた実はどこか調子が悪かったりするのか、或いはもしかするとクロスファイヤーなどの決め球は予想以上の負担がかかるものなのか、と、そこらへんの理由はよくわかりませんが、とにかくお疲れの様子です。非常に心配です。
さて、そんな子津くんが「壊れたっていい… 全てをぶつけるっす!」と放ったのは、もうひとつの決め球、速球との落差75kmの超スローボールでした。
ていうか子津っちゅね、そーゆーこと言うのやめてくれます!? なんかあんたが言うと悲壮感ものすごいから!! なんかもう痛々しくてたまんないから!! マジで!!
Oops! またまた逆上してしまいました。…えーと。 一方、これを待っていた虎鉄。どうやって対応していくのかと思いきや、バットをグワッと振り下ろしました。一見、タイミングが外れてしまったようなこのスイング。しかし、ここからが"V"の本領。なんと、そこからスイングが急浮上するのです。緩やかに落ちていく超スローカーブの球道に合わせ、下から抄い上げる点を線で捉える… 身体が柔軟な彼だからこそできる、まさに『柔』のバッティング。
虎鉄の『DUVS(ダウンアッパーブイストーム)』炸裂です。
で、このときの虎鉄がまたいつにも増してバカっぽくてイイ感じです。だって炸裂したと同時に「DA!!!」ですYo!? さらにその前の彼のいつもの笑い声「HAHHA〜」がまたバカっぽさを増徴させている気がしまして。ついでにバッティング後のVサインしながらの笑顔もまたバカっぽくて。実に素敵だと思いました。
結局、虎鉄の打球はフェンス直撃の2ベースヒットになってしまいました。2塁ランナーの猪里もホームインし、3−6。点差がまた縮まってしまいました。 一方の子津くんですが、渾身の決め球すら打ち砕かれてしまい、ショックを隠し切れない模様です。そして続くバッターは4番、キャプテン牛尾。はっきりいって最悪の展開です。
でね、ここで鹿目のあんちくしょうがですね、むじゃきに立ち上がってこんなこと言いやがるんですよ。 「いっけー牛尾とどめをさしてくるのだ!」 ………むっきいーっ!!! お前! お前えっ! むかつくっ!! マジむかつくーっ!!! このほっぺ! ほっぺ!! ほっぺ!!! お前なんかどうせそのうちメッタクソ打たれるかませ犬のくせにいっっっ!!
…でもね、あなたのそんなところに惚れました(はぁと)
Oops! 話が全く別の方向に。…えーと。 とにかく最悪の場面。もう牛尾にはスローカーブもクロスファイヤーも通用しません。非常に由由しき事態、です…
・ ・ ・
はーい今週の感想終了! もう無理! これ以上書けねーよ!! ちくしょう!!!
・ ・ ・
野球は"LOVE"じゃなかったのかよーーーーー!!!!!
・ ・ ・
…えーと。
まあ今週号の内容に関しましては、ここに書いた以外にも様々思ったり考えたりしたことがあったのですが、どうにもまとまりそうにないうえここに書くのも気が進まないので割愛することにします。
さて、ここでひとつだけ前向きな憶測をさせていただきますと…今週号で虎鉄は子津くんのクロスファイヤーについてこんなコメントをしているんですよ。
「あいつのクロスファイヤーは本当に100%Kaい?」
いや。その。言いまわしのバカっぽさとかはほんと勘弁してあげてほしいのですが… とにかくですね、この台詞から考えられることがひとつ。
『もしかするとまだ子津くんのクロスファイヤーは未完成なのではなかろうか!?』
或いは疲労等の影響で本調子ではない、というのも考えられますが… いずれにせよ現時点でのクロスファイヤーは、彼の『100%』ではない、ということですよね? 思えば前の回で蛇神様が開眼ホームランを打った後も、『まだ荒削りながら』久しく見かけぬ情熱を秘めた云々仰ってましたし… ね、ね?
だとしたら、今回の試合は無理だったけど、これから先、いつかどこかで彼の『100%』の投球が見られるときがやってくるのではないか…と。 いずれくるその日を信じて、今はただ待っていよう。 とりあえずは、なんとかそう思うことができるようになったのでした。
だから。
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…頼むから子津っちゅの投手人生を終わらせないでくれ信也ぁぁぁ!!!(絶叫)
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