元気ですか?時が経つのははやいもの。すっかり2月も後半戦へ。 相変わらず、寒いね。はやく春こないかな。
春といえば、やっぱり思いつくのは緑とか桜とか。 「桜」。森山直太朗や河口恭吾の曲がヒット中(笑)。
で、思い出したんだけど、俺の中だけの桜の名所が存在する。 予備校生の頃、一人暮らししていた街。
予備校生だから、家にテレビも置いてなくて かといって遊んでばかりでろくに勉強もせず。
で、これといった充実感もないまますべて受験を終え、 あとは合格通知の郵便の待つだけの日々。
早い時期に受けた志望大学は見事に不合格。 滑り止め受けた大学にはいくつか受かってたけどという状態。
なんかいろいろ考えるじゃん。
で、夜中に意味もなく散歩に出かけた。 ほんと意味なくだから普段いかないようなところに。
そしてら川の両脇に、桜がたくさん咲いているところに着いたんだ。 夜の街頭に照らされた桜。 桜なんて興味なかった。咲いていることも知らなかったくらい。
はじめて桜を「綺麗だな」と思った。
しばらく何するわけでもなく、ただボーっと見てた。 夜中だから人もいなくて。 ホントに綺麗だった。今でも思い出せるくらい。
それでなんだか気持ちが楽になったんだ。 ただ綺麗な桜を見ているだけなのに。
俺、ある意味イベントとしての花見は好きじゃないんだ。 いや、なんとなく見るのはいいんだよ。 でも、「桜咲いてるから見に行かなくちゃ」的な もっと酷いのは、「酒飲まなきゃ」なんてなっちゃうと 「なんで桜見なきゃだめなの?」となっちゃう。 口実としてはアリだけど、別に見る意味ないじゃん。と。
花見に限ったことじゃないんだけど、決まりきったイベントとか 「せっかくだから○○しておかなきゃ」というのは、好きじゃない。
別にスタンプラリーやってんじゃないでしょ?人生。 全部集めたら豪華な賞品がもらえるんでも、いらないや。 そういうのに日々せかされて生きるくらいなら、ないほうがいいし。
あと少しで桜も咲く頃だろう。 あれ以来、あの場所に桜を見に行ったことはないし、 今のところ見に行く予定もない。
あの桜を超える桜を見ることができるんだろうか。いや、見れなくてもいいかも。
見ようと思って見ても、きっと何も感じないだろうし、 もしあの場所の桜がなくなってしまっていても、そしてそれが桜ではなくても きっと違ったシチュエーションで、また見ることができるだろう。
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